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象 を通して出会うこと。出会う人。

吉田遠志の動物絵本 6 リカオン 「おみやげ」



夜明けの情景が美しい。
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朝が来て 再び夜の闇に消えるまで
自然には どれだけのグラデーションがあるのか、
作者の 自然への畏敬の思いが伝わってくる一冊だ。

夜明け前、ライオン一家は 狩に出かける。
途中で ハイエナが射止めた トムソンガゼルを横取りして しめしめ だ。
でも、ギロっとライオンの赤ちゃんを睨んで去った ハイエナの恨みが 気になる。

夕方、リカオン が トムソンガゼル を追っている。
リカオン の賢い狩の仕方が 何ページも割いて紹介される。
ライオンやハイエナより 狩が上手いのだという。
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日が沈む前の グラデーションも、巣に戻るリカオンと共に楽しむ。

巣では、赤ちゃんが おみやげを待っているのだ。
残してきた獲物は ハイエナが片付けただろう。
獲物の命は 決して無駄にはされない。

リカオンは 一度食べた獲物の肉を 吐き出して赤ちゃん達に分け与えるのだという。

ところで
リカオン を調べると 哺乳網 ネコ目 イヌ科 と出てくる。(ネコイヌ?)
一応、イヌの仲間らしい。

ではハイエナは?というと、犬の仲間でも 猫の仲間でもない。

ハイエナ科 なのだそうです。

by maria-elephant | 2017-04-18 21:24 | 動物を書く人

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