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象を読む人 象を書く人

elefantasy.exblog.jp

象 を通して出会うこと。出会う人。





10日ほど アフリカの動物達と過ごした後、そのまま
いくつかのドイツの動物園に向かった。

動物のことを もっと知りたい目的もあったけれど
「動物園」についても 知らなければいけない、と思っていたし
斬新なドイツの動物園の写真は あちこちで目にしていたから。

日本の中では 見えてこないもの、想像がつかないこと、
自分の動物観だって ひょっとしたら変わるかもしれない、
と、期待も少しあった。

確かに、環境、施設や設備は、どこも素晴らしかった。
象だって 一頭だけで飼育する事が どんなに不自然な事なのか、思い知らされる。


でも、美しく、素晴らしい環境の中で動物達は幸福なはず、
と 思いながら そこで居心地良いのは 実は私達 人間なのであって、
動物園自体の人間の身勝手な面に変わりはない。

ベルリン動物園は、目にしみるような新緑をまとう大木で囲まれ
動物達の家も、おとぎの国のようだった。
でも、野生の動物に接した後で 違うな、と感じるのは
やはり 彼らの目なのだ。


自由を奪われ 故郷から遠く離れた国に送られた運命を 嘆くわけでもなく
好意的に話しかける私達に 媚びるわけでもなく
小さな目も、大きな目も、淡々としている。

生気ない、と言うのではない。
むしろ、彼らの健気さに なおさら 心打たれてしまう。

動物園で終える彼らの命、大切に見守ってあげたい、と心から思う。


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こちらの2匹は 私の親戚筋に当たる方々。
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この子象も ハレ動物園から特別出演。
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番外 入院中のユキママさんへ。

"get well and come back soon !"

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# by maria-elephant | 2017-06-20 20:37 | 動物園 | Comments(0)



冷え込んだ夜、凍りついた草の穂先に朝日が反射する。

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ロッジの部屋に暖房はなくて、着込むしかないのだが、
ベッドには 湯たんぽを用意してくれていた。

サファリ ドライブの座席にも さり気なく湯たんぽが。
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北国の動物園で雪景色に居る象を見ると どうかと思ってしまうが、
アフリカでも 象は 結構 寒さに耐えているのだ、と実感。
かと言って 極寒の地の動物園に 施設も無しに適応させよう というのは
絶対反対。
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ヌーでしょ?
ガイドは しばらく考えて 突然、Wild is Best ! といった。
"Wildebeest"
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お尻に白い輪があるのが「Waterbuck」だけど、
「Springbok」も 「Lechwe」も 皆 ぴょんぴょん 飛んで行っちゃうから
覚えるのが大変。ガイドに あとでテストする、なんて言われるし。
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ハイエナの子供たち。
車から降りない限り 彼らは我々を無視している。
双眼鏡を落としてしまい、ガイドが拾うため車のドアを開けた途端、
飛び散るように逃げた。

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もう 何世代も こうして観光客と暮らしているのだ。
ここも大自然とはいえ、広大な「動物園」と言えるかもしれない。

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鳥の種類、と言ったら もう覚え切れず テストはお手上げ。
まさに鳥の楽園の図だった。

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マングースも 何種類か 教えてもらった。
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シマシマは 「Banded Mongoose」
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朝っぱらから 突然 幹を揺すってココナツの実を落とそうとする象が
木の上で眠っていた Baboon を叩き起こした。

「ったくもう、」 の母。
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象 は決して友好的でない。
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近づくと パオ〜ん と 怒られる。
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「スミマセン・・・。」 と すかさず退散。
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(それでよ〜し)





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# by maria-elephant | 2017-06-12 10:13 | 象を訪ねる | Comments(0)

オカバンゴで 少なくても私達が動き回った界隈は 細かい砂地なので、
夜な夜なフラついた犯人は すぐバレてしまう。


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この方など、バレバレもいいところ。

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ふむ、、

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この方も。背が高くて重いし、前後の足が一緒に進んでいる。



しかし、犯人が水辺に逃げ込んでしまった場合は、
別の追跡手段もある。

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ロッジの船着場から 小さなモーターボートで追跡開始。

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こんなボート。一応モーターの音はするが 水の上を滑る様に進む。
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後日、部屋のすぐ下まで来て 私達をおびえさせた犯人。


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この方々もいっぱい生息なさっている。


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居た居た! これが 私の指名手配者 !


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君は いつ仲良しの家族から独立したのだろうねえ?


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鳥の声も静まり始め、彼が水草をもぎ、しゅるっしゅるっと
振り回す音だけが あたりに響く。そして 静けさの音。
オカバンゴでいちばん好きな光景だった。

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水面には ウオーターリリーが 咲き誇る。


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この辺は、国立公園との堺があるらしいのだが、
私設保護区ゾーンに入ってしまえば、夜の門限を気にしなくて良いのだ。



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オカバンゴには、伝統的なモコロ というカヌーの交通手段もある。
昔は 大木を掘って作られたが、今はグラスファイバーだ。
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カバが 水草を切り開いた水路を利用させて頂く。
川底を突いて漕ぐのだが、バランスが難しそうだ。
音もなく水面を滑るので、動物を威かす事なく近づけるが、何せ効率は良くない。
今回は 1時間ほどのお散歩。
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水辺での1日が終わる。



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# by maria-elephant | 2017-06-10 23:44 | 象を訪ねる | Comments(0)
日本からオカバンゴへ向かうには 多分 香港経由でヨハネスブルクへ飛べば
その日の内に 国内線に乗り換えマウンまで行けるのではないだろうか。

私達は 親しい友人の容態が良くない、と聞いていて
どうしてもパリに寄りたかった。時間はかかっても香港経由と
ほとんど費用は変わらない。 エア フランスでヨハネスブルクまで行くことにした。

パリまで12時間、トランジットの間に用事を済ませ、
パリからヨハネスブルクまで10時間の夜行便、
朝、1日一本のマウン行きには 乗り継ぎ時間が間に合わず、ヨハネスブルクで一泊。

翌朝 マウン行きに搭乗して 約1時間のフライト、
この時点で、時差を計算すれば 既に2日半経っている。
意外だが パリ ヨハネスブルク間は全く時差なし。
長旅ながら 昔からヨーロッパ人がアフリカへ頻繁に出た理由が何となくわかる。

マウンから更に小型機に乗り換える。
アクセスは この飛行機以外ない。

そして この小さな飛行機に乗せて頂く為に 荷物は著しく制限された。
機内持ち込み、手荷物全て合計20kg以下、どっちみちキャリーが付いたスーツケースはダメというので、 担げる重さといったら 10数kgだ。

しかも 1日の温度差は 朝晩4度から 昼間30度というから
防寒から水着まで用意しなければならない。カメラバックを取るか、
虫刺され薬を捨てるか、最後まで迷った。

しかし、うふふ と思ったのは、
この小型機、100kg以上の方は 2人分のチケットをお求め下さい、とあった事。
いつも 私の何倍もある人が無料で 私の荷物が超過料金となるのが
密かに不満だったからね。

小型機が発着する「飛行場」は その時の利用客によるみたいだった。
最初のストップが 私達の降りる「空港」だったが、
飛行機が降下し始めると、乗客全員が唖然とした。

何もない更地があるだけ。誰も居ない。

沈黙が漂う。

ほら、あれきっとあなた方のお迎えよ。
と誰かが 虫のように動いている車を空から見つけると、
皆が思っていた事を口に出して笑った。
こんな所に置き去りにされたら 誰かのご飯になっちゃうよね。
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というわけで 降り立った「飛行場」。ここからロッジまでは、
更に車で1時間半の道のりである。車はトヨタ ランドクルーザー。

この辺りは砂漠なのだ。運転手に 水がある所では、車に水が入ってくることも
ありますから気を付けて、と言われた時、まさか、と思っていた。

ところが突然、川が現れ あれよあれよと驚いているうちに、
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ざば〜ん、と水が流れ込んできた。足上げて! と運転手。
あの、既に びしょ濡れなんですけど、、、。もっと早く言って欲しかった。


ここだけなのか、と思っていたら
その先もずっとその調子で、いくつもいくつも 水溜まりを通るたびに
足を高く上げなければならない。
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そして その日から毎日、行きも帰りも至る所 ずっとその調子で、
トヨタのランクルは、自分が陸の車だったことを忘れたかのように
水の中で健気にエンジンをふかすのだった。

都会で 大きなランド クルーザーを自慢げに乗り回している人は
一体、何をしているのだろうか? と思わずにいられない。
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外から見ると こんな感じなのだ。
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今は乾季で、水が少ないのか、と思うと そうでもないらしい。
雨季、アンゴラで降った雨は 半年以上かけてカラハリ砂漠に広がる。

この道を通って 宿泊客、従業員のための物資も運ばなくてはならない。
雨季は 雨季でどんなに大変なことか。

東南アジアの国であれば、象の助けを借りる方法もありそうだ。
しかし、ここでは
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水をひっかけられるのがオチ。
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時には ライオンがすぐ側にいるというのに スタックしてしまい、
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泥んこになって色々試してみるものの、深みにはまって行くだけ。
挙句に無線でSOS, 待つ事 1時間、、。
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繋いで 引っ張りあげてもらい、ライオンのご飯にならずにすんだ。
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イボイノシシが あいつら、またやってるよ、みたいな顔。
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見物していた キリンにも 笑われている気がする。

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ここでは、実は我々が、「見世物」なのである。

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# by maria-elephant | 2017-06-09 11:06 | 象を訪ねる | Comments(0)

昨年 夏だっただろうか。友人との待ち合わせ場所が分からず、迷い込んだ道で、突然、
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とあちゃんの様な子象に、こっちこっち! と呼ばれて
思わず扉を叩いたのが、オカバンゴ という 旅行代理店だった。

およそ 代理店らしくなく、
まるでギャラリーのように 象の写真がいっぱいなのも私の気を引いた。

「野生象の群に会いに行きたい」と尋ねる私に、店主らしき男性が
それなら ボツワナ が良いだろう、と応対してくれた。

国立公園の他に、私設保護区 というのがあり、オカバンゴは特に観光客の
人数を制限し自然環境が守られている。宿泊施設やガイドの質が高く 公園の規制に
とらわれず動物に近づけることもあり、サファリのレベルが上がる。

どこから来る水なのか、そして行き先の無い ミステリアスな川。
実際は 雨季の雨水がゆっくりとカラハリ砂漠に流れこんでできる世界最大のデルタ
であるらしいが、この水に多くの動物が集まるのだという。

2014年に 世界自然遺産にも指定されている。

でも、と、彼は申し訳なさそうに付け足した。

その分、宿泊施設の費用はどこも高価なんだ。(全然 足元 見られてない感じ)

調べると 確かに日本の一流旅館並みの値を どこも当たり前のように提示している。
そういったラグジュアリーロッジか あるいは バスで移動してテントキャンプのバックパッカー旅行、(それでも一泊 2,3万円 とのことだが) かの選択を迫られる。

しかし、理解したのは 食事はもちろん、滞在の質を左右するガイドや、移動手段も
全て宿泊施設の采配で費用に含まれる。つまり ロッジの選択は重要であり、
旅行代理店を通すのが一般的ながら、通す必要もないのではないか、と思い付く。

そうして 環境保全意識が高く、慈善事業にも熱心に取り組んでいそうなロッジを
選び、直接コンタクトを取る事にした。こっちも一生に何度とない贅沢ながら
支払う費用が少しでも 保全に役立つならと思った。

しかし、この時は クリックひとつで支払いが可能であるなど、 とんでもなく
とんだ苦労が待ち受けている事など、知る由もなかった。

今でこそ笑い話で済むももの、
夫の古希祝いのサプライズが、顔面蒼白のサプライズ になる可能性も
無くはなかったのである。

キャンセル規定も厳しく、出発まで本人達の健康はもちろんのこと、
周りの高齢者にも、元気でいて頂かねばならない。

たかが旅とはいえ、
行きたい所があり、行きたい時に行ける状況を工面できて、
そして 気のおけない道連れが居る ということは
若い頃には気付かなかった 尊い幸福であることを身にしみて思った。

それだけに、旅立てたこと、無事に帰国できたことも心から感謝したい。

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( オカバンゴで選んだロッジ、シンプルながら 5組のみという最高の贅沢。
サファリ ドライブに出ても、他の車に出会うことは まずない。)


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# by maria-elephant | 2017-06-09 10:16 | 象を訪ねる | Comments(0)